福祉

【障害者】障害者、って法律上ではどんな風に定義されてるの?

こんにちは、nono(@nn00km)です。

前回、障害とは何なのかというお話をしました。

今回は、障害や障害者はどのように定義されているのか

日本の法律上での内容(福祉分野)についてまとめてみたいと思います。

そもそも法律上の定義とは?

日本の制度は、法律に基づいて定められています。

法律上で「障害」と認められなければ、「障害者」として「サービス」を受けることができません。

また、法で定められることによって、世間の人たちにも「こういうものが障害と呼ばれているんだな」「こういうことで生きづらさを感じる人がいるんだな」という共通の認識として広がっていきます。

日本の福祉における4つの分類

実際に福祉の世界ではどのように分類されているのでしょうか。

ここで見るのは、「日本」の「福祉」における分類です。

医療の分野や外国ではまた違う分類がされているようです。

大きく身体障害、知的障害、精神障害、発達障害の4つに分けられます。

18歳未満を障害児、18歳以上が障害者とされています。

では、それぞれの法律で決められている「障害者」について見てみましょう。

身体障害者

「身体障害者」とは、別表に掲げる身体上の障害がある18歳以上の者であって、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたもの
▶引用 身体障害者福祉法 第4条

つまり、「18歳以上」で、「別表上に障害が書かれている人」で、「身体障害者手帳を持っている人」を指します。

別表とは、「身体障害者障害程度等級表」のことです。

これには目が見えない(視覚障害)、耳が聞こえない(聴覚障害)、といった見て分かる障害だけでなく、心臓や腎臓の障害など(内部障害)、見ただけでは分かりにくい障害も含まれています。

知的障害者

実は、知的障害について法律上の定義はありません

このことについては30年以上前から問題視されているようなのですが、法律に記載できるような簡潔な表現が見つからず、今日に至っているようです。

一般的には、定義に代わるものとして、厚生労働省が出した通知の内容が使われています。

知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの
▶引用 知的障害児(者)基礎調査

知的機能の障害は、「知的機能(IQ)」と「普段の生活においてどれくらいのことができるのか」という能力を測る指数で診断されます。

しかし、IQが判断材料になることによって、「IQは低くないけれど、日常生活を送る上で生きづらさを感じる人」がサポートを受けられずにいました。

そこで、新たに加えられたのが「発達障害」です。

発達障害者

「発達障害者」とは発達障害がある者であって発達障害及び社会的障壁により日常生活又は社会生活に制限を受けるものをいい、「発達障害児」とは、発達障害者のうち18歳未満のものをいう。
▶引用 発達障害者支援法 第2条

また、法律における「発達障害」は次のように定義されています。

「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの

▶引用 発達障害者支援法 第2条

学習障害はLD、注意欠陥多動性障害はADHDと略称で呼ばれることもあります。

精神障害者

「精神障害者」とは、統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいう。
▶引用 精神保健福祉法 第5条

薬物中毒やうつ病などが当てはまります。

まとめ
  • 障害者とは、法で定義されている「障害」をもち、「日常生活に生きづらさを感じている人」のこと。
  • 障害は、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害の4つに分けられる。
  • 知的障害のみ法律上の定義がない。
  • 法律で定められることによって、様々なサービスを受けることができ、一般的な認識としても広がっていく。

~障害、という名前がついているものってたくさんあるけれど、大きな分類では4つしかないんですね。精神障害については目に見えないものなので分かりにくかったりもしますが、障害だと名前がつくことで、対応の仕方を本人も周りの人も考えやすくなるのだと思います。数は膨大なので、全てを知ることは難しいと思いますが、どんな人でも暮らしやくなるためのサポートが今後も増えていくといいですよね。

終わりに

今日は、「障害者の定義」についてでした。

今回は、定義を示すために「障害者」という言葉を連発しましたが、あまり障害者という視点で相手を見すぎると、いい気持ちはしないですよね。

障害の知識は深めつつも出来るだけ自然体で、その人自身を見つめていきたいと思います。

読んで頂いてありがとうございました。

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