福祉

介護士になってよかったこと

こんにちは、nono(@nn00km)です。

私は3年間介護士をしていました。

くるくると動き回る毎日。

大変なことはたくさんあります。

けれど、他の仕事についていたら考えもしなかったことを考えるようになりました。

それは、私の人生を豊かなものにしています。

今日は介護士になってよかったことをお話しようと思います。

「人の最期に寄り添う」ことで自分の人生について考えるようになった

私が一番介護士になってよかったと思う理由です。

現場で関わる人のほとんどが80代~90代。90代後半の人も何人もいます。

同じ年齢でも元気に歩いている人、寝たきりの人、様々です。

昨日まで覚えていた人のことを今日は忘れていたりします。

「死」が近づいてくると少しずつ少しずつ出来ないことが増えていきます。

歩けなくなる。

ご飯が食べられなくなる。

起き上がれなくなる。

そんな時、私たち介護士にできることは本当に少ないです。

悲しみや寂しさ、苦しさ、不安といったネガティブな感情を少しでも和らげるために何ができるんだろう。

その方にとって大切な一日の中で、笑顔になれる時間をどれだけ作れるだろう。

何が正しいのかは分からないけれど、想いを込めてケアをし続けています。

そんな毎日を過ごして、「私はどんな毎日を過ごせたら幸せだろう」「自分の最期の瞬間、どうしていたいだろう」と考えるようになりました。

この仕事と出会わなければ、まだ「死」なんて遠い存在で、自分の最期なんて考えもしなかったと思います。

人生の大先輩との関わりを通じて、認知症とは何かを部分的に知ることができた

認知症になる一番の危険因子は「加齢」といわれています。

年を重ねることは、誰にも避けられません。

私もあなたも認知症になる可能性があります。

就職するまで、認知症をもつ方ってどんな感じなんだろうって思っていました。

けれど、身構えるほど怖い存在ではないんですよね。

可愛いものがすき。賑やかな場所がすき。おいしいものがすき。

冗談だって言うし、ケンカだってする。

みんな一緒です。

ご入居者の笑顔につられて私たちが笑ってしまうことも多いです。

時々分からなくなってしまう自分が不安になって、周りに攻撃的になる方もいます。

認知症をもつ方は人の気持ちに敏感なので、周囲の関わり方に原因があることも多いです。

気持ちの切り替えが苦手な方には、時間をおいて再度声をかけたり、関わる職員を変えたりします。

認知症をもつ人だから、というわけではなくて、性格だったり、それまでの生き方だったり、人それぞれ効果的な関わり方があるのです。

穏やかに過ごすためには周りのフォローが絶対に必要です。

どのように関わっていけばいいのかを知ろうとすることが大切だなと思いました。

私にとっての当たり前は、皆の当たり前ではないことを知れた

同じ施設で何年も働いていると、洗濯された洋服を見ただけで「これは○○さんのだ」と分かるようになります。

匂いも部屋によって違います。

置いてあるものにもその人の人生が出ます。

普段、人の家に行くことってほとんどありません。行くとしても客間に通されるだけ。

生活感を感じる空間にお邪魔させてもらえるってなかなかないことですよね。

けれど、介護士をしていると日常のお手伝いをさせてもらうことになるので、何度もプライベートな空間に入ることになります。

食事の仕方、お風呂で身体を洗う順番。

皆違うんだなって実感します。

「これって普通だよね」と思っていたことが普通ではなかったりします。

私の当たり前は、皆の当たり前ではないんだなって。

だからこそ、相手に確認することが大事だということも知りました。

終わりに

私が介護士になってよかったことは

・「人の最期に寄り添う」ことで自分の人生について考えるようになった

・人生の大先輩との関わりを通じて、認知症とは何かを部分的に知ることができた

・日常生活の手伝いをさせてもらうことで、人の生活習慣の違いを知れる

全ての人が介護士になればいいのに、とは思いませんが、現場のことをもっと多くの人が知ってくれたら嬉しいなと思います。

▼私が介護士になることを決めた理由はこちら。

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